前回、「作文」と「小論文」の違いは、
「作文」は「感情」を書くもの
「小論文」は意見を書くもの。
それぞれ求められているものが違う、というお話をしました。
しかし、昨今の中学入試(適性検査)においては
「作文」と称した「小論文」が出題されている傾向が顕著です。
問いには「作文」とありますが、内容は「意見」を求める「小論文」となっています。
そして問いの要求も実にさまざまです。
「〜について、あなたの考えを書きなさい」「思ったこと・感じたことを書きなさい」など、いろいろな問われ方があります。
こうした場合、後者の指示通り「〜だと思いました/感じました」という「感情」そのものを述べてしまうと、減点となる可能性があります。
それは、「思ったこと・感じたことを書きなさい」という要求でも、実際は「意見」を書くことが求められているからです。
したがって、中学受験の「作文」においても、「小論文」と同じように「意見」を述べておいたほうが確実です。