以上、「作文」と「小論文」の違い、中学受験における「作文」の位置付けについてお話ししてきました。
「作文」でも、「小論文」のような「意見」を書くとよいのはわかったけれど、すぐには書けそうもない・・・・・・という場合、少しのコツで「作文」が「小論文」に近づくポイントが幾つかあります。
・「感じたこと」に加えて「学んだこと」を書く
・「感じたこと」から「自分がどう成長したか/変化したか」を書く
さらに、「今後の展望」のような文章も追記すると、「感情」だけで終わっている印象は与えにくくなります。
しかし、最も理想的なのは、中学受験を機に「大学受験でも通用する論述の書き方」を身につけてしまうことです。
中学受験の「作文」と大学受験の「小論文」は表記のルールを含め、異なる点も多々あります。
しかし、高校生で小論文を学び始めた時に、中学受験時の書き方やルールと異なっていたら生徒さんご自身が困惑しますし、何よりも時間がもったいない、と私は思っています。
したがって、当塾では小学生の皆さんが「論文の学び直し」をすることがないように、小学生の時点で小論文のルールや要点をお伝えしているのです。