受験生の皆さんは夏休みを終え、ここから徐々に本格的な志望校対策に入る時期です。
国語に関して言えば、作文や小論文はもちろん、長文読解もまだ伸びる時期です。
焦らず、そしてあきらめずに、日々の学習を積み重ねていきましょう。
今回は、この時期に受験生や保護者の方からいただくことの多いご質問についてまとめました。
・過去問が合格点に届かない
順調に受験勉強が進んでいる方は、少しずつ過去問にも取り組んでみるとよいでしょう。
一度解いて合格点に届かなかったからといって、落ち込む必要はありません。
9月の段階では、まだ合格点に届かないこともよくあります。
大切なのは、現在の得点だけを見るのではなく、どの分野で得点が伸びなかったのかを把握することです。
そのうえで、課題を一つずつ確認し、克服に向けて取り組んでいきましょう。
・読むスピードが遅い
解答時間については、できるだけ早い時期から意識しておきましょう。
読むスピードを上げることは、読解力を身につけることよりも時間がかかる場合があります。
まずは、自分の「読み方」のどこに問題があるのかを分析してみましょう。
そのうえで、問題を解くときには時間を計測し、志望校に必要な時間内で解答することを目指しましょう。
・記述問題が伸び悩む
記述問題については、空欄になってしまう、書いても得点につながらない、減点されてしまう、など、状況によって対策が異なります。
まずは、解答の根拠となる箇所を見つけることができているかを確認しましょう。
根拠となる箇所を見つけることができているのであれば、要素を抜き出したり、それらを使って文章を作成したりする過程に課題があるということです。
一方、根拠となる箇所を見つけることができていない場合は、まず「読み方」を確認する必要があります。
・作文で指定字数に届かない
作文についても、「時間が足りない」のか、「書く内容に悩む」のかによって対策が異なります。
文章を書く時間が足りない場合は、時間配分をあらためて見直してみましょう。
例えば、構想メモを作成する時間を短縮し、その分、実際に文章を書く時間を増やす必要があるかもしれません。
一方、書く内容に悩んでしまう場合は、「社会問題」と「自己分析」のどちらが書きづらいのかを確認してみましょう。
あわせて、志望校の過去問も確認しておくことが大切です。
社会問題がテーマの場合は、問題そのものだけでなく、なぜその問題が起こっているのか、その背景について学ぶことも必要になります。
自己分析が必要な場合は、長所や短所、これまで力を入れてきたこと、将来の目標など、志望校のテーマや頻出するテーマに応じて、自分自身について整理しておきましょう。
このように、焦らずに現状の課題と原因を分析し、着実に学びを進めていくことが大切です。
一つずつ積み重ねていくことで、冬には成果を実感することができるはずです。