皆さんは、日頃問題を解く際に、時間を計っているでしょうか?
「自分が問題を解くのにかかる時間」
これを知っているかどうかで、解答の速度は大きく異なります。
例えば、45分で4つの大問を解くテストがあったとします。
大問1は説明文、大問2は物語文、大問3は文法や慣用句などの知識問題、問4は漢字です。
さて、どのように時間配分をしますか?
私は、以下の公式をお伝えしています。
「(設定時間-見直し5分)÷大問の数」
この公式を、上記の制限時間と問題数に当てはめると
→(45-5)÷4=10
→大問1つあたり、10分で解くことができれば制限時間内で解き終わり、見直しも可能です。
ここからが個人差のある調整です。
まず、知識問題は読解問題よりも時間がかからない場合が多いでしょう。
したがって、大問3と4合わせて10分。
説明文より物語文が苦手だから、物語文に20分、説明文は10分。
このように、自分の得意分野、苦手分野をふまえて時間配分を行います。
模試や定期テストなどは出題パターンもある程度予測できるので、
あらかじめ時間配分を設定して臨むことができると思います。
そして、「物語文はもう少し短い時間でも解けそうだな」と感じたら時間配分を20分から15分など、配分時間を変えます。
この繰り返しで、自分にとっての解答の最適なペースを確立することができるのです。
この「解答の最適なペース」が確立できれば、不得意分野をより強化することで「時間が足りなくて全部解けなかった」という事態も起こらなくなります。
テストや模試でも、自分のペースを把握できていれば落ち着いて解答できるでしょう。
初見の問題に関しても、問題用紙が配られたら、まず初めに「時間配分」を行ってください。
この時、自分の得意な分野と不得意な分野を把握できていないと、適切な時間配分ができません。
したがって、自分の得手不得手を認識するためにも、 日頃から時間を意識して問題を解くことが大切なのです。