作文や小論文を書く際、
どうしても「記述力」に目が向きがちですが、
もっとも大切なのは「思考力」です。
論述試験では、「表現・表記面」と「内容面」を分けて採点することが多くあります。
たとえ表現が整っていても、内容が浅ければ高得点にはつながりません。
では、「内容が十分な答案」とは何でしょうか。
それは、物事を多角的・相対的な視点から考察できている答案です。
たとえば自己分析に関わるテーマであれば、
・自分の内面の観察
・周囲から受けた影響
・価値観が形成された背景
などを整理しながら考える必要があります。
また、社会問題を扱う場合には、
・問題が起きた背景
・原因や現状
・解決策
・どのような立場の人が存在するのか
など、多角的な視点から分析する力が求められます。
このように、問われている内容に対して広い視野で考え、深く掘り下げていく力が重要になります。
そのため、作文では書く前の「考える」工程が非常に大切です。
・何を書くのか
・どの視点から考えるのか
・どう整理するのか
こうした構想メモや思考整理の時間が、答案の質を大きく左右します。
もちろん、「言語化」する力も大切です。
しかし、「考える」段階が不十分なままでは、言葉にできたとしても、説得力のある文章にはなりません。
だからこそ、思考力は作文・小論文の土台になるのです。