作文・小論文は、どこで減点されてしまうのか?

作文や小論文をある程度書けるようになってきたにもかかわらず、思ったように点数が伸びないケースがあります。

このような場合、まず確認したいのは「表現・表記面」での減点の有無です。
誤字脱字や文法ミス、原稿用紙の使い方など、表記面のミスは比較的改善しやすい部分です。

実際、上位層の答案ではこの部分での減点はほとんど見られません。
難関校を目指す場合は、まず「表記面の減点ゼロ」を目標にすることが重要です。

もし表記面にミスがある場合は、そこを修正するだけでも得点は大きく改善します。
内容面の改善よりも、短期間で成果が出やすい領域です。

一方で、表記面に問題がないにもかかわらず得点が伸びない場合は、「内容面」に課題がある可能性が高くなります。
例えば、次のような答案は高得点につながりにくくなります。
・考察が浅い
・具体性が不足している
・現実性に欠ける主張になっている

したがって、ある程度書けるようになってきた段階では、構想メモの時点で「反論を想定する」ことを意識してみてください。

自分の意見に対して、
・本当にそう言い切れるのか
・別の立場から見るとどうなるのか
といった視点を持つことで、論述に深みが生まれます。

以下の流れで整理すると、説得力のある答案になりやすくなります。
意見 → 理由 → 具体例・考察 → 反論の想定

この「反論を想定する」という作業は、自分の論述を客観的に見直し、文章の構造をチェックする訓練にもなります。
ディベートの経験がある生徒さんであれば、比較的スムーズに取り組めるはずです。

早い段階からこうした視点を持っておくことで、答案の完成度は安定して高くなっていきます。

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