子どもたちと日々向き合う中で、印象的な瞬間があります。
それは、生徒さんがふと
「これならできるかもしれない」
と感じる瞬間です。
この瞬間が訪れると、表情や取り組み方が明らかに変わります。
自分で進もうとする力、いわゆる「自走力」が育っていきます。
では、こうした変化はどのように生まれるのでしょうか。
私は、小さな成功体験の積み重ねと、それを見逃さない周囲の声かけだと考えています。
授業では、どんなに小さなことでも「できたこと」を大切にしています。
そして、その変化を言葉にして伝えるようにしています。
生徒さん自身は、一生懸命であるほど、わずかな成長に気づけないことがあります。
だからこそ、大人が変化を見つけて伝えることが重要です。
「前より速く解けたね」
「考え方がとても良くなっているよ」
そうした一言が、「自分は伸びている」という実感につながります。
また、学習計画についても同様です。
最初は計画が立てられない生徒さんでも、一緒に少しずつ考えていくことで、やがて自分で進められるようになります。
うまくいかないときも、原因を一緒に考え、次につなげていく。
その繰り返しの中で、生徒さんは自分の可能性に気づいていきます。
小さな積み重ねは、やがて大きな力になります。
イチロー選手は、
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
という言葉を残しています。
勉強も、まったく同じです。
一つひとつの小さな成功の積み重ねが、やがて大きな成長へとつながっていきます。
私は、この小さな変化を絶対に見逃さない指導を大切にしています。
この積み重ねこそが、子どもたちの可能性を広げると考えているからです。