秋以降に推薦入試を控えている高校生の皆さんは、志望理由書に着手する時期ではないでしょうか。
志望理由書は、「この学校で学びたい」という気持ちを伝えるだけではなく、自分の将来像や社会に対する考えを伝える大切な書類です。
一日で完成するものではなく、何度も考えを整理し、書き直しを重ねることで、少しずつ完成度が高まっていきます。
まずは、次の3つを整理しましょう。
・自己分析(将来の目標・興味・経験)
・学校分析(大学・学部・学科の特色や学べる内容)
・社会分析(自分が関心をもっている社会問題について、原因や解決策を考えること)
この3つがつながることで、説得力のある志望理由書になります。
おすすめの構成は次のとおりです。
1. 志望理由を最初に示す
「私は○○を実現するため、貴学○○学部○○学科を志望します。」のように、最初に結論を書きます。
2. 将来の目標を持つようになったきっかけを書く
実体験や印象に残った出来事など、具体的なエピソードを紹介します。
3. 社会問題や課題意識を示す
個人的な経験だけで終わらせず、「社会にはどのような課題があるのか」「自分は何を解決したいのか」を述べます。
4. 志望校を選んだ理由を書く
その大学・学部で学ぶ必要がある理由を具体的に説明します。大学の特色やカリキュラム、研究内容などを踏まえ、自分の目標とのつながりを示しましょう。
5. 入学後に学びたいこと・学習計画を書く
大学で何を学び、どのような力を身につけたいのかを具体的に述べます。
6. 卒業後の将来像でまとめる
大学で学んだことをどのように社会で生かしたいのかを書き、「以上の理由より、私は貴学○○学部○○学科を志望します。」でしめくくります。
この構成を意識することで、話の流れが整理され、読み手にも伝わりやすい志望理由書になります。
ただし、構成が分かれば完成するわけではありません。
実際には、「なぜそう考えたのか」「その経験から何を学んだのか」「その思いが社会とどうつながるのか」を深く掘り下げることが必要になります。
志望理由書は、一人で考えていると途中で行き詰まってしまうことも少なくありません。
当塾では、対話を重ねながら一人ひとりの考えを整理し、将来の目標や社会とのつながりを一緒に掘り下げていきます。
その積み重ねによって、自分の言葉で語れる、説得力のある志望理由書へと仕上げていきます。
開業以来、このような流れで生徒さんとともに志望理由書を作成し、総合型選抜・学校推薦型選抜では二段階選抜を全員通過しています。
志望理由書は、早く書き始めるほど内容を深める時間を確保できます。
夏休みを活用し、自分自身と向き合いながら、心から納得できる志望理由書を作り上げていきましょう。