長文読解において、
「筆者は何を伝えたいのか」という視点を持って読むかどうかで、
文章の理解度は大きく変わります。
設問の正答率が高くても、
それだけで要約力があるとは限りません。
実際に、偏差値が高い生徒さんであっても、
要約になると手が止まってしまうケースは
少なくありません。
要約とは、単に短くすることではなく、
文章の本質を捉えることだからです。
私自身、学生時代は「一言要約」と称して「この文章は何を伝えたいのか」を常に意識
して読んでいました。初見ではうまくまとめられないこともありましたが、
その場合は
「まだ精読できていない」と考え、必ず筆者の主張を捉え直してから問題に取り組んで
いました。
論説文であれば、初見で重要な箇所に線を引きながら読み、
読み終えた段階で要約できる
ことが理想です。
小説においては、「ある出来事を通して、主人公の心情がどのように変化したのか」を説明
できることが不可欠です。
日常の読書と、問題を解くための読解は「読み方」が異なります。
試験においては、どのジャンルの文章であっても、
初見で要約する意識を持つことが、
理解を深めるための重要なポイントです。
今まで意識されていなかった方は、「筆者が伝えたいこと」を簡潔にまとめる練習から
始めてみるとよいと思います。