高評価の作文・小論文の特徴

前回の話とも関連しますが、高得点の小論文には一定の傾向があります。
それは、
・人と違った視点から意見を述べていること
・十分な知識に基づいた内容であること
・深く掘り下げて考察していること
・上記を満たし、かつ現実的な意見を示すことができていること

すなわち「相対的な視点から考え、論じることができている」答案です。

小論文の答案を見ていると、「似たり寄ったりの意見」がとても多いです。
おそらく、偏差値55あたりを彷徨っている方はこの状態だと思います。

その中で、「他の人と異なる視点」から意見を論じることができている答案は、とても目立ちます。
社会問題を扱う小論文であれば、「賛成」「反対」「中立」など、ある程度の立場を想定して論じることになると思います。複数の立場を考慮したうえでどの立場であっても不利益がない、いわば妥協点を見出すことができている答案は、考察も十分で説得力もあります。

こうした答案を作成するためには、さまざまな課題に取り組み多くの知識を持つことはもちろん武器になります。
そのために、受験生より前に小論文を学び、知識を蓄積しておくことが有効なのです。

「考察力」に関しては、問題点の表面だけではなく、「なぜそうした問題が起きるのか」を分析している答案は高得点が期待できます。
問題が生じる場合、原因は一つではありません。複数の要因がどう絡み合って現状に至っているのか、しっかりと分析できている答案は説得力があります。

こうした考察に基づき、「現実的な視点」から解決策を論じることができている答案はある程度の得点が見込めます。
加えて、その解決策が独自の視点から述べられている答案は高得点になります。

筆記試験では、「独自の視点」まで示すことができなくても、十分な考察ができていれば合格点に達する場合も多いです。
いろいろな課題に取り組むと、それぞれの課題で学んだ知識が結びつくことが増えてきます。
Aの課題で考えた内容が、Bの答案でも流用できる、という現象です。知識が「環」になっていくのです。
ここまで辿り着くと、論じること自体は楽になっていると思います。

まずは「相対的視点」を意識して小論文を書いてみましょう。
この「相対的視点」も、考える訓練を通じて身につけることができますよ。

毎日ニュースを見て問題の解決策を考えるだけでも訓練になります。
ぜひ取り組んでみてくださいね。

PAGE TOP