1か月で定期テストが20点伸びた中学生の勉強法

実際に、短期間の取り組みで効果が上がった例をご紹介します。
以前、Aさんという生徒さんがいました。
一貫校に通学中でしたが、中学2年生になって少しずつ国語の成績が下がり始め、
心配になったとのことでお問い合わせをいただきました。

Aさんについては、定期テストの問題を見せてもらい、それまでの取り組みについても伺いました。
国語については、これまで特に意識して取り組んだ経験がなく、中学2年生になってから定期テストで平均点を取ることも難しくなってしまったとのことでした。
これから何に取り組めばよいのかも分からず、途方に暮れていたそうです。

実際に読解問題を解いてもらったところ、以下のような傾向が見られました。
・長文読解の話題自体は把握できている
・「書き抜き」など字数制限のある問題には比較的対応できている
・選択問題の正答率も比較的高い
・記述問題が埋められない
・要旨をまとめることができない

この生徒さんは、文章の一部分を読み取る力はありました。一方で、文章全体を整理して要旨をまとめたり、自分の言葉で説明したりする経験が十分ではありませんでした。

上記のような傾向があることを伝え、授業では初回から要旨をまとめてもらいました。
記述問題に関しては、解答の要素がある箇所を探すことはできていたので、その範囲から必要な要素を見比べて抜き出す練習を重ねました。
結果、1か月後の定期テストでは文章が格段に読みやすくなったようで、かなりの手応えがあったというご報告をいただきました。テストが返却されると、20点ほど上がっていました。

このように、弱点を分析し、必要な部分に集中して取り組むことで、短期間でも結果が出ることがあります。

そして、弱点は「能力が不足している」というより、「あまり経験を積んでいない分野」であることが多いです。
こうした分野も、必要な練習を重ねることで身につけていくことができます。

こちらの生徒さんの場合、書き抜きや選択問題は得点源であるとも言えると思います。
ほとんどの生徒さんは、苦手だと意識する分野のほかに、得点できる分野を持っています。

自分の強みと弱みを正確に把握したうえで、強みはより伸ばし、弱みは補強する。
こうしたシンプルな取り組みで、点数は着実に伸びていきます。

「記述問題の解答の要素となる箇所が把握できない」ならば、読み方を丁寧に確認していけばいいのです。

どのようなスタートであっても、何ができていて何が不足しているのかを見極め、必要な学習に取り組むことが大切です。

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