なぜ、記述問題が空欄になってしまうのか

前回もお伝えしましたが、記述問題になると筆が進まなくなってしまう。

時間だけが過ぎてしまい、ほとんど書けないまま終わってしまう。
このようなご相談は、中学受験を控えた小学生の生徒さんに多く見られます。

・選択問題はある程度できる
・本文も読めている気がするが、記述になると書けない

実際には、
・何を書けばいいのか分からない
・書こうとしても言葉が出てこない
・途中で手が止まってしまう

といった状態になっていることが多いです。

では、どこでつまずいているのでしょうか。
記述問題は、大きく2つの段階に分けられます。
① 本文中から解答の根拠を探す

② 見つけた内容をもとに文章を作る

まず①の段階で、
・根拠が見つけられない
・場所がずれている

場合は、「読解力」の問題です。

問いの要求を正しく捉えられていないケースも含まれます。

一方で、
①ができているにもかかわらず書けない場合、
②の段階でつまずいています。

・どの言葉を使えばよいか分からない
・どうつなげればよいか分からない

・どこまで書けばよいか分からない
といった場合は、言語化、つまり「記述力」の問題です。

この段階で無理に書かせても、うまくいかないことが多いです。


まずは、
・何を答える問題なのか
・どこを根拠にするのか
・どの要素を入れる必要があるのか

を整理することが重要です。

この状態の生徒さんは、ある程度の読解力が身についている場合が多く、
比較的早い改善も期待できます。

また、作文の書き方を知っている生徒さんほど、改善も早い傾向にあります。

さらに、記述問題には一定の「型」があります。
特に小説では、心情を表す語彙力も求められます。

このように、生徒さん一人ひとりの課題を見極め、
対話を通して少しずつ修正していくことが大切です。

記述が白紙になってしまう場合は、
「読解力」と「記述力」のどちらに課題があるのかを分けて考えてみてください。

どこで止まっているのかを見極めることが、改善への第一歩となります。

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