国語が苦手な生徒さんの共通点

国語が苦手な生徒さんには、いくつかの共通点があります。
もちろん、読解と作文・小論文では必要な力が異なりますが、論説文の読解においては特に次のような傾向が見られます。

文章の構造を把握できていない
国語の文章は、最初から最後までただ読むだけでは正しく理解できません。
「筆者は何を伝えたいのか」「どの部分が重要なのか」「具体例と筆者の主張はどのような関係なのか」を意識し、文章全体の流れや構造を把握する必要があります。
しかし、国語が苦手な生徒さんは一文一文を読むことに集中しすぎてしまい、文章全体の方向性をつかめていない場合があります。

部分的な処理と全体的な処理を使い分けられない(抽象化と具体化)
国語では、文章の細かい部分を見る力と、文章全体を捉える力の両方が必要です。
例えば、傍線部の理由を問う問題では、その前後の表現や具体的な内容を正確に読み取る視点が必要になります。
一方で、文章全体の要旨や筆者の主張を問う問題では、全体の構成を把握する視点が必要です。
どちらか一方だけでは、安定して得点することはできません。

語彙力が不足している
文章を正しく理解するためには、言葉の意味を正確に知っている必要があります。
例えば、同じ「考える」という言葉でも、「検討する」「考慮する」「推測する」「認識する」では意味や使われ方が異なります。
語彙力が不足していると、文章を読んでいるつもりでも、実際には自分の知っている言葉に置き換えて理解してしまうことがあります。

自分の考えを言語化できない
読解だけでなく、作文や小論文でも共通する課題です。
頭の中では何となく分かっていても、それを適切な言葉で説明できない場合があります。
ここでも語彙力が関わってきますが、「理解したことを言葉で表現できない」状態に陥ってしまいます。

国語力を伸ばすためには、まず文章を正確に読む習慣を身につけることが大切です。
ただたくさん読むのではなく、
・文章の構造を意識する
・言葉の意味や使われ方を正確に理解する
・筆者の主張を理解する
・熟語や表現を自分の言葉として使えるようにする
といった力が必要です。

国語では正しい読み方を身につけることが、着実に力を伸ばす第一歩です。

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