国語学習で、「質と量のどちらが大切ですか?」 というご質問をいただくことがあります。
結論から言うと、 基礎が固まるまでは「質」を優先することが大切です。
長文読解を例に考えてみます。
基礎力が不十分なまま多くの問題を解いても、
同じミスを繰り返しやすく、十分な学習効果が得られにくくなります。
実際に、偏差値30〜40台から上位まで伸びた生徒さんほど、 問題数をこなすことよりも「一問一問の理解の深さ」を重視しています。
具体的には、次のような振り返りを丁寧に行っています。
・なぜその解答になったのか
・どこで根拠を取り違えたのか
・正解に至るために何が必要だったのか
こうした確認を積み重ねることで、 少しずつ読解の精度が上がっていきます。
もちろん、得点は一直線に伸びるわけではありません。
同じ種類のミスを繰り返すこともあります。
そのたびに原因へ立ち返り、
何を修正すべきかを確認することが大切です。
一方で、「量」が不要というわけではありません。
基礎力が安定してきた段階では、
多くの問題に触れながら応用力を育てることで、
得点はさらに伸びていきます。
特に受験生は、過去問演習などを通して出題傾向に慣れるための「量」が必要になります。
つまり、意識したいのは次の流れです。
・初期:質(理解と修正)
・後期:量(実戦慣れ)
この順序を意識することで、 効率よく学力を伸ばしていくことができます。
もし問題をある程度解いているのに成績が伸びない場合は、
一度量を減らし、基礎に戻ってみてください。
解法や根拠を丁寧に見直す「質重視の復習」に切り替えることで、
学力が大きく伸びるきっかけになることがあります。