点数は「学び」の副産物

日々点数を伸ばすための学習を進めていますが、勉強の目的は点数を取ることだけではないと考えています。
興味や好奇心から知識を積み重ね、その結果が点数にも表れる。私は、そうした学びを大切にしています。

逆に言えば、筆記試験で点数を取ることだけを目的とした勉強は、味気なく、つまらないものになることがあります。苦しく感じてしまうこともあるのではないでしょうか。

私が大切にしているのは、生徒さんが何に関心を持っているのかということです。
低学年であればあるほど、現在興味を持っていることを入り口にして、少しずつ世界を広げていきたいと思っています。
例えば、「生き物が好き」という生徒さんであれば、カブトムシやクワガタの話から、昆虫を超えてさまざまな生物の生態へと関心を広げることができます。
小学生の読解問題には、生物を題材にした長文も多くあります。そうした文章をきっかけに、もともと好きだったものから自然に興味の対象を広げていくこともできます。
生物多様性について知れば、環境問題にも関心が向くかもしれません。
そこから地球温暖化やエネルギーの問題、SDGsへと学びを広げることもできます。

中高生であれば、身近な出来事から社会全体の問題について考えることもできるでしょう。
国語という入り口を通して、さまざまな視点を育む。
社会と自分との接点をつくる。
文章を読んで理解し、自分の世界を広げる。

自分の世界を広げるためには、多くの文章にふれ、その内容を理解する必要があります。
こうした興味や関心が土台となって、自然と読解力が身についていくケースは珍しくありません。
好きなことを調べているうちに語彙が増え、文章を読む力も身についていた。
私は、そうした状態が理想的だと思っています。

そう考えると、筆記試験で点数を取ることは、あくまで学びの副産物にすぎないと言えるでしょう。
もちろん、点数を取るための勉強をきっかけに、興味を持てる対象が増えることもあります。
最初あまり興味がなかった分野でも、学んでいくうちに「少し分かってきた」「もっと知りたい」と思うこともあるでしょう。

時には、好きではないことについても学びを積み重ねなければならないこともあるかもしれません。
それでも、好きという気持ちから知識を得て、その知識が筆記試験の得点にも結びつくという経験は、これからの学びの礎になると思います。

子どもたちの視線の先に何があるのか、一緒に見つめながら世界を広げていきたいと考えています。

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