記述問題が苦手なお子さんに対して、ご家庭でよく見られる指導があります。
一見すると正しそうなのですが、実は逆効果になってしまうこともあるため、注意が必要です。
まず多いのは、「とにかく全部埋めなさい」という声かけです。
これは書くことへの心理的ハードルを上げてしまい、かえって手が止まる原因になることがあります。
また、「模範解答をそのまま覚えなさい」という方法もありますが、問題ごとの対応力が育ちにくく、少し条件が変わると対応できなくなることがあります。
さらに、「良い表現だけを覚える」という方法も、部分的な修正にとどまり、全体の構造が整わないままになりやすいです。
ご家庭で採点をされる場合も注意が必要です。
評価の基準が曖昧なまま丸つけをしてしまうと、誤った理解がそのまま定着してしまうことがあります。
記述問題では、書く前に「何を書けばいいか」を整理することが大切です。
この整理が不十分なまま表現だけを工夫しても、点数にはつながりにくくなってしまいます。
解答を作成する際は、
・何を答える問題なのか
・どこを根拠にするの
・どの要素を入れるのか
を考えてから取り組むことを意識してみてください。