読書をしても、国語の点数が伸びないのはなぜ?

読書をしているのに、なぜか国語の点数に反映されない。
小学生の保護者の方から、このようなご相談を受けることがあります。
お子さんに「どんなお話だったの?」と聞いてみると、うまく説明できないことも少なくありません。

これは、文字は読めていても内容を整理できていない状態です。
読書をしていること自体は素晴らしいことですが、「読んだ」と「理解した」は同じではありません

読書を通して国語力を伸ばしたい場合は、「読み方」を意識することが重要です。

小学生のお子さんであれば、
「どんな話だった?」
「主人公はどう感じたと思う?」
「自分ならどうする?」
といった問いかけをしてみてください。

読書の内容を言葉にすることで理解は深まります。
出てきた言葉を説明したり、文を作ったりすることも有効です。
ここでも、「知識を活用すること」が鍵となります。

実際、私自身も読書と長文読解では読み方を変えています。
長文読解では、筆者の主張や文章の構造を意識して読みます。
一方、読書では物語の流れを楽しみながら、登場人物の気持ちを想像したり、自分なりに解釈したりすることが中心になります。
このように、読書は問題演習とは役割が異なります。
だからこそ、読書だけで国語の点数が直接上がるとは限りません。

しかし、読書には大きな価値があります。
言葉の意味を文脈の中で捉える経験や、登場人物の心情を考える経験は、語彙力や読解力の基礎になります。
また、異なる価値観に触れることで、物事を多面的に見る力も育ちます。

読書は国語の点数のためだけに行うものではありません。
それでも、長い目で見ると確実に学力の土台になります。

私自身、本から多くのことを学んできました。
現在も本を読まない日はありません。
読書習慣のある生徒さんは、物事を考える際の視野が広く、思考にも深みがあると感じます。
すぐに点数へ結びつかなくても、読書は続けてほしい習慣の一つです。

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